4月27日(木) 東京都議会第2回定例会に向け都議会自民党政策推進本部での勉強会が午前10時から行われました。
冒頭、高島からの挨拶に引き続き午後5時までの勉強会です。
多くの意見が議員から出され議論がなされました。
特に市場関係、東京オリンピック・パラリンピック関係、入札制度改革などです。
知事の特別顧問団の意見や報告が都政の混乱を招いているようです。
オリンピック・パラリンピック開催に伴う恒久施設に問題を投げかけ数ヶ月の時間を無駄にしました。400億円の減額をしたと胸を張って発言する方もいますが、その内の50%は予備費、入札に伴う差金です。残りの50%の一部はエスカレーターを設けない、ソーラパネルを導入しないなど東京都が目指す環境、バリアフリーとはかけ離れています。
又、豊洲市場の移転を延期し、築地の再整備を訴え昨日は豊洲移転案、築地再整備案を出し、挙句の果てには青果は豊洲市場へ移転、魚類は築地市場での営業と恐ろしい発言まで出ました。急遽、築地市場の青果の代表者の皆さんが記者会見を行う始末です。
市場関係者に混乱をもたらす特別顧問団です。
更に2年前に国会で施行された「品確法」に反する入札制度の改悪を6月から試行することが提案されました。
発注者、受注者の責任を伴わない「安かろう悪かろう」の世界に突入です。
そして、最低制限価格を撤廃し低入札価格調査に切り替わります。これはダンピングを招く危険が想定されます。JV結成義務の撤廃を行い中小企業の切り捨てを行います。
これらの入札制度の改悪を試行することが発表され各団体の悲鳴が聞こえてきました。情けない状況です。
これが現在の都政の状況です。
そして、新たな問題は豊洲市場の移転延期がもたらした環状2号線建設のストップです。
委員会での質疑では今すぐに着工してもオリンピック・パラリンピックまでには完成しないとの答弁でした。
晴海の選手村建設、臨海部の競技施設の建設に伴い現在の交通量の3倍以上が往復すると言われています。
晴海地区の町会では環状2号線の一部を工事関係者に開放することを決めました。
まだまだ、数えれば多くの課題が山積しています。
これからひたすら東京の発展に向け努力をしていきます。