3月27日(火) 昨日も書きましたが、平成24年度東京都議会予算特別委員会では討論と採決が行われました。
結果は賛成多数で可決され29日の本会議での採決に持ち込まれます。
都議会民主党は慎重姿勢から賛成に転じましたが、予算案の可決に対しては3点の付帯決議案も提案されました。
その内容は主に課題であった豊洲新市場の施設建設工事は汚染の処理を完了したうえで実施する、街づくりについては中央区との合意を踏まえ築地での食文化の拠点が継承されるよう最大限協力する事などでしたが、当然の事として自民党、公明党も賛成の立場をとりました。
又、移転拒否をしていた仲卸業者が都側との移転協議に入ることも大きな後押しになりました。
この事実により平成26年度の開場に向けて大きな前進をしました。
民主党はこの採決に伴い予算委員の中から2名の議員が党議決定を無視して賛成の立場を取らず反対の態度を示しました。
今後は、29日の本会議に向けても民主党内からの反対議員が出る可能性もあります。執行部の対応が注目されます。
国会でも民主党政権は消費税値上げの議論が混迷しています。
ある国会議員は「何も決められない民主党と言われています。」と、発言をしているようです。
連立を組んでいる国民新党の亀井代表も声を大にして反対を表明しており本当に閣議決定が出来るのか疑問を持ちます。
仮に閣議決定されても本会議での採決が民主党の分裂なしで可決されるか疑わしいです。
都議会も国会も民主党の政治判断には多くの問題を見ることが出来ます。
本来の政治を志す姿ではなく都民、国民、日本、東京を憂うのではなく自分自身の立場を考え行動しているように見えて仕方がないのは私だけでしょうか。
折角、議員がとしての働く場を得たならば何を求め行動するかを心に問えば自然と答えは返ってきます。
大事な職責です。