11月27日(木) 明日は高島が帰ってくる日です。ローマやイギリスは連日冷たい雨のようですが、元気に戻ってきて欲しいです。
さて、東京都は平成16年度の重要施策と重点事業を発表しました。昨年11月に都政の構造改革を総合的に推進する戦略指針として「重要施策」を策定し、制度疲労が特に顕著に現れている分野について「7つの戦略的取組」を展開することとしました。
―7つの戦略的取組―
?? 住み・働く場としての東京再生 事業費:7億円
大都市東京の活力と魅力を高めるため、民間の活力を活用しつつ、市街地の機能更新や住宅の質の向上を図るなど、地域の個性を活かしたまちづくりを進めていく。
?? 首都圏のポテンシャルを高める人と物の流れの実現 事業費:28億円
海外主要都市と比べ脆弱な空港機能や三環状道路整備の遅れによる渋滞の発生等が首都圏の活力を損ねている。そこで、首都圏の潜在力を活かし、高めていくため、円滑な人と物の流れを実現する。
?? 東京の特性を活かした産業力の強化 事業費:30億円
将来にわたって東京の産業競争力を高めていくため、ものづくり現場における技術力の強化や高度なものづくり人材の育成を進め、意欲ある中小企業を支援する。また、深刻な雇用状況を踏まえ、東京の特性を活かした都独自の終業支援を行う。
?? 学校・家庭・地域でのトータルな教育改革 事業費:9億円
21世紀の東京の創造的発展を担う人を育てるという観点から、子どもたちに、生きる力の土台となる学力や、社会生活の基礎となる規範意識・倫理観を確実に身につけさせ、一人ひとりの能力や個性を発揮させる都独自の教育改革を推進する。
?? 大都市東京にふさわしい福祉・医療改革 事業費:61億円
地域での自立した生活を支えるため、都独自の施策をさらに推進し、大都市東京の特性に対応した、利用者本位で選択できる福祉・医療サービスの実現を図る。
?? 大都市の安全を高め、安心を確保するまちづくり 事業費:31億円
一刻も早く目に見える形で犯罪を減らし、都民生活に安心を取り戻すため、都民や区市町村などと協力しながら、治安回復に向けた対策に重点的に取り組む。また、地震や都市型の災害等に際し、都民の生命・財産を守り、都市機能の低下を防ぐため、救出・支援など初動態勢の充実を進める。
?? 東京が率先する環境重視の都市づくり 事業費:44億円
大都市の活動に起因する大気汚染、地球温暖化など今日的な環境問題に率先して取り組み、実行性ある対策を講じると共に、民間の力を活用して東京の自然を守り育てる仕組みを作る。
長くなりましたが、以上のような事をスピードをもって進め、都が担うべき守備範囲を見直し、国を先導し、都自らが改革を推進していきます。この重点事業の事業費総計は210億円です。
事務局:渡邊