3月1日(土) 本日、東京・調布市にある東京スタジアムが、ネーミング・ライツといわれる方法で「AJINOMOTO STADIUM (味の素スタジアム)」という名称で使用を開始しました。その名称開始にともない記念式典が催され、その式典に建設住宅委員長として出席。祝辞を述べさせていただきました。
ネーミング・ライツとは「命名権」と呼ばれ、スポーツ施設などの名称に、スポンサー企業の社名やブランド名を付与する権利のことです。アメリカでは運営資金調達のため広く定着しています。ちなみに、大リーグ・イチロー選手が活躍しているシアトル・マリナーズの本拠地「セーフィコフィールド」もこのネーミングライツにより保険会社の名前がついています。
この東京スタジアムは、運営会社の建設資金調達の目途が立たなくなったため、東京都がスタジアム建設費分・約370億円(利息等含む)で買い取り、運営会社へ無償で貸与。運営会社の独立採算を目指し経営努力を促しました。その結果、運営会社は平成13年度単年度収支黒字化を達成。そしてさらに収益をあげるため、今回のネーミング・ライツの導入となりました。「AJINOMOTO STADIUM」という名前の通り、味の素?蠅?命名権を獲得。5年間の名称使用権で総額12億円が運営会社の収入となります。東京都はこのような方式を導入しながら、監理団体を見直しています。
→余談
古い話で恐縮ですが、その昔、荒川区・南千住あった野球場「東京スタジアム」とはまったく関係はありません。
※リンク:東京都報道発表資料・国内公共施設として日本初 ネーミング・ライツ記念式典を開催します
※リンク:味の素プレスリリース・ネーミングライツについて基本合意(02-11-29)
※リンク:AJINOMOTO STADIUM