3月11日(日) 前日までが嘘のような晴天です。
荒川河川敷では足立区軟式野球連盟が主管する都民大会、墨東5区大会の予選会の開会式、区内中川地区では東部地区少年軟式野球の開会式が行われました。
共に1年前の東日本大震災の犠牲者のご冥福をお祈りし黙祷を行いました。
巨大地震が発生し大津波と放射能汚染によって戦後最大の災害になった東日本大震災から1年が経過をしました。
死者は15,854人、行方不明3,155人、避難者343,935人、がれきは3県で2253万トンが発生し今だ解決のメドが立っていません。
都内では足立区綾瀬にある都立武道館などの施設に避難をした方たちは公共住宅に移り日々苦しい避難生活を送っています。
あるテレビ番組で知事OBの方が商工業の再生をしなければ街の再生ができないと発言をしていました。
3県で被災した商工業者のうち22%が休業中か廃業を決め水産加工業などの再建も進まず60,000人以上の方が職探しをしているそうです。
そして、がれきの処理については最終処分は6%の143万トンしか処理できず復興の妨げになっているのが現状です。
足立区内の清掃工場でのがれき焼却の説明会ではテレビタレントが入場し放射能汚染があるから反対と発言をして地元町会長から批判される場面もありました。
無論、放射線については現地での測定をはじめ数回の検査を行い安全が確認されて初めて焼却される事実を充分に理解されていない事は悔しい限りです。
多くの自治体ががれき処理に理解を示し協力する事が人としての当たり前の考えであり行動だと信じています。
ある民主党大臣がテレビでがれき処理の遅れについて被災地の切り捨てと発言をしていました。
その言葉を聞き、人間としてどう理解をして判断をするのでしょうか?
全国各地で行われた追悼式、黙とうがその場しのぎではなく真に風化させない事が必要です。
そして、被災地の復旧・復興に向け国民が自分自身の事として努力をしなければなりません。