8月7日(木) 昨日も書きましたが、5日午後0時15分ごろ、東京都豊島区雑司が谷の下水道工事現場で「鉄砲水」が発生し5名の方が行方不明になりました。その後、関係者の救出作業により3名の方が発見されましたが、残念な事に死亡が確認されました。心からご冥福をお祈り申し上げます。又、今なお不明の2名の方の捜査と救出に全力を上げるよう関係局に指示をしています。
平成16年に東京都港区の下水道管で急激な降雨により作業員1人が死亡する事故があり、都はこれを教訓に17年、大雨・洪水警報が出た場合はすべての工事を中止する規定を追加しました。今回の工事請負業者はさらに、注意報発令時も作業を中止する計画書を都に提出していました。今回の事故は大雨注意報の発令の約5分後に発生し、大雨警報に切り替わったのは、その1時間近く後だったそうです。警報を判断基準とした都の退避マニュアルの“限界”があるのと同時に都市化された東京では人間の想像を超えた事態が起こることが明らかになったと思われます。首都高速での事故、道路の地盤沈下、集中豪雨など都市型災害が更に複雑化すると考えられます。突然の事故にも対応できる根本的な対策が今求められています。安全・安心都市東京の建設が都民の願いであり、都議会の責任ではないでしょうか。都議会自民党幹事長として今後も努力していきます。結びにお二人の1日も早い救出を願っています。