8月26日(木) 今期から政調会長代行になり一層慌しい感がありますが、来月末から始まる第3回定例会に向けての準備等で都庁へ詰めっぱなしでした。その為本日午後からの、地元千住消防署主催の「自主防災シンポジウム」は失礼させて頂き、事務所の者が伺いました。
 私も頂いて帰ってきた資料を拝見させて頂きました。阪神淡路大震災から9年の歳月が経ち、事の重大さとは反比例して人々の意識が風化していく中で、神戸市民防災研究所所長の井上哲雄様は被災者の一人として当時の惨事を語ってくださり、その教訓を話して下さいました。避難所では1本の水を大人たちが奪い合ったりする現実があることや、自主防災組織が震災の時には機能しなかった事を振り返り、普段から地域住民のふれあいの大切さや防災についての考えを教えて下さいました。
 非常時には、消防にも行政にも限界がある事を知り、役割分担を明確にし、何よりも住民主体の街づくり、人づくりをしなければならないと感じました。
 備えあれば憂い無しといいますが、私達はもう一度、命を守る事の大切さを考えなければいけません。生きていてこそ頑張れるということを。
※リンク:千住消防署