8月19日(火) 今年初めから首都圏の電力危機が叫ばれ、私も都議会エネルギー問題研究会の事務局長として、福島・新潟の電源立地地域へ感謝とお願いに行ったわけですが、立地地域の方のご理解と、首都圏民・企業の方々のご協力、また冷夏もあって、今のところ電力不足には陥っていないので一安心です。
しかし先日、あろうことか日本ではなくアメリカで大停電が起きてしまいました。アメリカの大停電は、電力の送信網が古かったことが原因だと言われています。日本の電力危機とは問題が違いますが、停電になってしまうとあのようなことが首都圏で起こる可能性があったわけです。
食料品店・飲食店の冷蔵庫のものは使い物にならなくなり、水道は使えずトイレも水を流せない、電車は動かず道路はひどい渋滞、いわゆる「帰宅難民」といわれる人たちが街に溢れかえりました。東京で本当にあのようなことが起きたのならば、どうなることか想像もつきません。
報道によればニューヨーク市当局は、経済的な損失額が約10億5000万ドル(約1250億円)に達するとの試算を発表しました。
このようなことは決して起こしてはならないわけですから、電力も含めたライフラインはより確かなものにしなければなりません。あらてめて、安全・安心を突き詰めていくことが、政治や行政の務めだと再認識した事件でした。
※リンク:Yahoo!ニューストピックス海外 北米大停電
※リンク:The Blackout – personal photos from the power outage.