6月5日(木) ちょうど10年前の平成5年6月18日に衆議院が解散になり、総選挙の前哨戦として大きな注目を浴びた東京都議会議員選挙が告示されました。私が初めて都議会に挑戦した日です。
 10年前の6月はいろいろありました。9日には雅子さんが雅子さまになりました。日本中が慶祝ムードに包まれたのを覚えています。
 その他、日本の政権を担い続けてきた自民党の体制が崩壊したのもこの月でした。前年の東京佐川急便事件発覚に始まる一連の不祥事で国民の政治不信は頂点に達していました。時の宮沢首相は「政治改革」を国民に約束し、選挙制度の改革に着手したと思われましたが14日に豹変。党内のベテラン議員の抵抗の前にあっさりと政治改革関連法案の成立を断念しました。
 こうした首相の態度に批判が噴出し、18日の衆院本会議で羽田派が野党の内閣不信任案に賛成して自民党を離党。21日には武村正義氏らも集団離党し、新党さきがけが誕生。
 今年の6月は、2日からフランスのエビアンでサミットが開催されました。小泉首相は「北朝鮮の問題は核開発問題だけでなく拉致問題も含めた解決が必要だ」と強く主張して、議長声明にも盛り込みました。この月が転機となり、景気も政治も大いに前進することを望みます。