八都県市地球温暖化防止キャンペーンが開始
2003年7月14日 東京都政
7月14日(月) 地球温暖化、Co2削減、省エネ、京都議定書など、環境に関わる言葉を聞かない日がないくらいに、環境に対して注目が集まっています。
先般からHPのニュースでもお伝えしていますが、東京都では都庁省エネ運動や、ディーゼル車対策、風力発電施設の建設など、環境に対する施策を様々に行なっています。こうした取り組みのすべてに、「地球温暖化防止」という大きな目的が含まれています。
地球温暖化防止のための「京都議定書」を批准した日本は、さらに温室効果ガスの抑制に向けて、事業活動や日常活動に伴って排出される二酸化炭素を削減することが課題となっています。
そこで、八都県市首脳会議(埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、横浜市、川崎市、千葉市、さいたま市)では、八都県市に暮らす皆さんが、地球温暖化問題への取組の緊急性を理解し、省エネルギーなど具体的な行動を起こしていただくために、「八都県市地球温暖化防止キャンペーン」を実施しています。
このキャンペーンは来年3月までの実施ですが、温暖化防止への対策はずっと続けなければなりません。比較的簡単に私たちにもできること(電気をこまめに切る、アイドリングをやめる等)があります。お金の節約にもなりますから、もう一度、再確認してやってみたいと思います。
※リンク:八都県市地球温暖化防止キャンペーンホームページ
※リンク:東京都報道発表資料・八都県市地球温暖化防止キャンペーンの実施について
阪神・淡路大震災の被災地の復興状況を視察
2003年7月12日 議会公務活動
7月11日(金) 神戸の視察に行ってきました。各施設をはじめテレビで放映された阪神高速道路倒壊のピア・桁を保管してあり衝撃の強さを目の当たりにしてきました。
兵庫県職員のお話では、「地震は、震源地の淡路島から神戸市に伝わり、六甲山にぶつかり戻ったそうです。その間約20秒たらずであり、自宅のレンジのドアが留め金の所からおれ、飛んでおり地震の強さを表しています。又、6400人の生命が失われましたがその80%が圧死だったそうです。
更に、夕方から兵庫県議会震災復興特別委員会原 亮介委員長をはじめ委員の方と意見交換が開催されました。生々しい発言も飛び交い、大変有意義でした。特に印象深い経験談をご披露します。
「地震発生後、行政は対策本部を設置しましたが、県会議員の安否が確認できたのは三日後のため連携が取れず非常に混乱をしたそうです。そのため、現在は緊急事態のときにはどう対応するかを含めた県議会独自のマニュアルを作成しているそうです。是非、東京都議会でも作成するようにご指導を頂きました。
今回の視察も大変勉強になりました、時間のある限り現場を見たいと考えています。
※リンク:人と防災未来センター
綾瀬川の水質 平成14年はワースト3位
2003年7月10日 東京都政
7月10日(木) 国土交通省は8日、全国の一級河川の水質調査結果を発表しました。例年話題になるこの調査結果。その中で、毎回ワースト記録の足立区を流れる「綾瀬川」の状況が気に掛かるところです。
結果から見ますと、平成14年の綾瀬川はワースト3位。ちなみに前年13年はワースト1でしたから、大幅な改善です。
この綾瀬川の浄化に向けて、足立区を含む、東京都、埼玉県等、綾瀬川流域行政は一体となり、平成7年に「水環境改善緊急行動計画(清流ルネッサンス21)」を策定し取り組んできました。
この計画を実行することにより、平成4年の水質汚染状況に比べ、平成14年には、なんと74%(BOD値22.7mg/l→BOD値6.0mg/l)もの水質改善がなされました。
中でも特に面白い試みのひとつに、平成13年に開業した埼玉高速鉄道線(営団南北線と相互運転)のトンネル内最下部に、延長約12km、直径1.2mの導水管を通し、荒川の水を綾瀬川へ流すというものがあります。導水路はすでに完成しており通水試験が繰り返され、今月下旬には本格通水をする予定です。これにより綾瀬川がもっときれいになることに期待がかかります。
また本年2月には「清流ルネッサンスII計画」を策定し、具体的な数値目標を定め、さらに浄化へ向け取り組んでいます。しかしながら、行政だけではできることに限界があり、この計画を進めていくには流域周辺の皆様のご協力が必要不可欠です。水辺環境が豊かな街づくりのため、さらに皆様のご協力をお願いします。
※リンク:国土交通省河川局・平成14年全国一級河川の水質現況
※リンク:東京都報道発表資料・綾瀬川清流ルネッサンスII第9回地域協議会の結果について
※リンク:国土交通省荒川下流工事事務所 綾瀬川・芝川等浄化導水事業パンフレット
東京都議会第二回定例会終了
2003年7月9日 東京都政
7月9日(水) 本会議が終了しました。夕方から久し振りに同期(二期生)の懇親会が開催されました。
都議会の改選は7月です。その為、8月1日が新年度にあたります。山崎幹事長から新幹事長にバトンタッチされ、新執行部でこれから1年間がスタートする大事な時期であり、私たちにとっても選挙に向かう折り返しの時期でもありす。飲み会でもいろいろ議論が出て楽しい時間でした。
明日は、防災都市づくり推進計画・促進議員連盟の視察で神戸に行きます。被災地の復興をはじめ兵庫県議会議員との意見交換も予定されています。帰り次第、ご報告したいと思います。
東京木材の利用
2003年7月5日 東京都政
7月5日(土) 第二回都議会本会議も来週9日で終了です。開会日のHPに書いたように新銀行の設立・競輪の復活等、話題も多く各委員会は夜遅くまで審議をしております。
私が委員長を務めている建設・住宅委員会も付託議案の調査、諮問、報告事項と各党、各委員の激しい意見が展開されました。特に心に残った意見をご紹介します。それは、西多摩選出の臼井 孝議員(自民)の発言です。報告事項に「都立公園の整備と管理のあり方について」がありました。この答申は将来の都立公園がどうあるべきかを石原知事が諮問し東京都公園審議会が長い時間をかけ結論を出し、当委員会に報告されたものです。その答申に対し臼井議員は多摩地区の森林の保全活用について、「都立公園で間伐材等の活用を行って需要を創出し、森林産業の育成、森林の保全を図ることが必要だ。」と訴えました。
現在、多摩木材関係者の方は厳しい経済環境におかれています、時代の変化により需要が激変し更に輸入木材の価格競争にも負け、林業に従事することが苦しい状態を強いられているのです。そこで、今後の都立公園のあり方の中に多摩木材を使用し、コンクリートの手摺りを木材に替えたり、四阿(あずまや)を建設し日本の伝統を都民に理解していただいたりすることを求めました。そして「植えて、育て、使う」ことが林業を担っている方々が必要としていることであり東京都が率先し実行してほしいと結びました。
私たち東京都民もこのことを充分認識し、更に東京木材を利用していただくよう努力したいと思います。
油・断・快適!下水道
2003年7月5日 東京都政
7月4日(金) 東京都にある下水処理場の名称が新しく『水再生センター』に変わります。
水再生センターできれいになった水は、河川や海に戻したり、ビルのトイレ用水や河川の清流復活用水へ活用されています。そんな役割が一目でわかる名称になったと思います。
この名称以外にも「水再生ステーション」「水質保全ステーション」「みずのもりパーク」等4749件の応募がありました。
東京都には20の処理場があります。そのうちの2つが(中川処理場・小台処理場)足立区にあります。荒川も東京湾も太平洋も綺麗なまま保っていかれるかどうかは、私達のちょっとした気配りなのです。
※リンク:東京都報道発表資料・下水処理場の名称が「水再生センター」にかわります!
スポンジ除菌の効果は?
2003年7月3日 お知らせ
7月3日(木) 東京都消費者センターが昨年から『スポンジにしみ込ませて使うと除菌効果がある』とPRされている台所洗剤の除菌効果について実験を行ってきました。その結果、7銘柄のうち5銘柄が殺菌作用がなかったとの結論を出しました。(日本には殺菌能力の指標となるものが無いため、欧州の基準で測定した。)
同センターは、スポンジ除菌の定義や表示の基準を検討し、消費者に過大な期待を持たせないようにと日本石鹸洗剤工業会に対し要請をしたそうです。
時期を問わず、大腸菌・緑膿菌などの菌の繁殖には注意が必要ですが、熱湯消毒なども方法のひとつです。
お台場で泳げる日が来る?
2003年7月3日 なおきのつぶやき
7月2日(水) もうすぐ梅雨が明け、海やプールに飛び込みたくなる季節がやってきますが、先月お台場海浜公園で、子供達やボランティアのダイバーら700人が、砂浜や海底の掃除を行いました。
東京港を泳げる海にしよう!と始まった活動は、今年で8年目です。わずかながらですが、綺麗になってきた海を実感しているそうです。
子供達は砂浜を、普段お台場では目にすることのない潜水具を身につけたダイバーたちは、海上保安庁特殊救援隊の安全指導を受け、濁った海中を手探りで清掃しました。
もうすぐ足立の花火大会です。私達の荒川も泳げるまでとは言いませんが、これ以上汚れないように、それぞれが意識してゴミを持ち帰り、ポイ捨て禁止を実行したいものです。
朝戸あけて 眺めやすらむ 七夕の あかぬ別れの空をこひつつ
2003年7月2日 なおきのつぶやき
7月7日(月) 七夕は旧暦7月7日の行事で、奈良時代から祭られてきた五節句の1つです。起源は様々ですが代表的なものは2つあると言われています。
1、中国の宮廷行事・乞巧奠(きっこうでん)が伝来したもの
2、農村のみそぎ、棚機女の行事、収穫祭/う蘭盆(旧7月15日)の準備
日本の七夕祭はその2つが合体したものだそうです。地方によっても祭り方は様々です。
万葉集に、詠み人は不明ですが『天漢(あまのがわ)梶音聞(かじおときこゆ)孫星(ひこぼしと)
与織女(たなばたつめと)今夕相霜(こよいあふらしも)』意味:天の川の船のかいの音が聞こえている。彦星と織姫が今宵会っているのだろうか。
古今和歌集に、凡河内躬恒(おうちこうちのみつね)が詠んだ『七夕に かしつる糸のうちはへて 年の緒長く こひやわたらん』意味:七夕におそなえした糸のように、何年も長く恋が続きますように。
と淡い恋の歌がたくさん詠まれています。
今日はあいにくの雨ですが、七夕飾りの短冊に何をお願いしますか?